米スパイ衛星落下のおそれ
2008年 01月 29日
1月28日の朝日新聞朝刊によると,平成20年2月から3月にかけて,アメリカのスパイ衛星が墜落する可能性があるとのことでした。
大気圏に突入した人工衛星は大概,燃え尽きるとのことですが,もし地表に落下した場合にその損害はどのようになるのでしょう。
宇宙条約6条は,自国の活動についての国際的責任を規定し,宇宙条約7条及びその細則を定めた宇宙損害責任条約は打ち上げ国の無過失責任を規定しております。
その実現方法ですが,まずは外交交渉により(宇宙損害責任条約9条),それによって解決に至らない場合には請求委員会による解決(同条約14条,15条)が図られることとされています。
過去において有名な衛星落下事故としては,1978年のソ連の海洋監視衛星コスモス954がカナダ北部に落下した事故があります(コスモス954事件)。このときには,東西冷戦の駆け引き(落下した衛星の引渡しなどの問題)もあり,請求委員会に事件が付託されることもなく和解に至りました。
大気圏に突入した人工衛星は大概,燃え尽きるとのことですが,もし地表に落下した場合にその損害はどのようになるのでしょう。
宇宙条約6条は,自国の活動についての国際的責任を規定し,宇宙条約7条及びその細則を定めた宇宙損害責任条約は打ち上げ国の無過失責任を規定しております。
その実現方法ですが,まずは外交交渉により(宇宙損害責任条約9条),それによって解決に至らない場合には請求委員会による解決(同条約14条,15条)が図られることとされています。
過去において有名な衛星落下事故としては,1978年のソ連の海洋監視衛星コスモス954がカナダ北部に落下した事故があります(コスモス954事件)。このときには,東西冷戦の駆け引き(落下した衛星の引渡しなどの問題)もあり,請求委員会に事件が付託されることもなく和解に至りました。
by Akiraorita | 2008-01-29 09:59